赤い糸―運命のヒト―



自分の体を不思議を思いながら、日向のところへ戻る。



空はあの男がいれば平気だろ。…って思ったから。



でも何かモヤモヤする…



日向は彼女と話していた。



日向の彼女は相澤とかいう、空と友達になってた子。



俺は邪魔になると悪いと思って、日向のところに向かうの足を自分の席に向かって方向転換させた。



とはいえ、自分の席に座ると、空と隣の席の男が目に入る。



空は俺の斜め前の席。



つまり空の隣の席の男は俺の前の席にな る。



…視界に入る…



…ムカツク。



って…ムカツいてる自分がわかんねぇよ 。



俺はムカムカする胸を乱暴に掴んで、机 に伏せた…



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