赤い糸―運命のヒト―



「…っ!?」



寝返りをうったせいで、空のお腹が制服の中から少し見えてしまっている…



ヤバ…



俺、ドキドキしてる?



なんでだ?



俺は大きく脈打つ心臓を押さえて空に近づき、制服を元に戻そうとした。



そして気付いてしまった…――



空のお腹にある無数の痣に…――


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