赤い糸―運命のヒト―



「マジか?やったなっ!!」



そう言って想が頭を撫でてくれた。



―ドキン―



想はズルイよ…



あたしは、想のそんなひとつ、ひとつの仕草にドキドキしてるんだから…



想はそんなあたしには気付いてないだろうね…



それから、遅刻しそうなあたし達は急い で教室へ向かった。



―ガラッ―



教室に入った瞬間、みんなの注目が集ま る。



なんでだろ?



あっ!!想がかっこいいからか…



…やっぱり想がモテるのは、イヤだよ…



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