赤い糸―運命のヒト―



「んん~…」



俺が混乱する頭を整理する中、空がうっすらと目を開けた。



「…そ、う…?」



寝ぼけてそうな目で俺を見て小さくそう呟いた。



「気分悪くねぇか?」



俺は空のおでこに手をあてながら言う。



まだ少し熱いけど、さっきよりはマシになったっぽい。



「ちょっと頭痛いかも…ってここどこ?」



「保健室。」



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