赤い糸―運命のヒト―



待つこと数分。



空が大きな荷物を抱えて家から出てきた。



「行くぞ。」



俺は空の荷物をさり気なく取った。



「あっ…ありがと。」



「空、チビだから持てないだろ?」



からかい気味にいうと、顔を赤くさせて反論してくる。



「もうっ!!別に持てます~…」



ほら、な。



でも俺はこんなやり取りが好きだったりする…



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