赤い糸―運命のヒト―



そのまま一直線に約束の公園に向かう。



早く想に会いたくて…――



公園に着くと、想はもう先に来ていて、公園のベンチに座っていた。



「よっ!!空!!」



いつも通りの笑顔…



きっと、電話で普通じゃなかったあたしのためにあえていつも通りでいてくれているんだと思う。



「空、ここ。」



想は少し体を横にずらして自分の横を少しあけた。



あたしは躊躇うことなくそこに座る。



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