一番近くに君が居る


「あー、おはよう久代さんー。お味噌汁のいいにおーい」


身支度の済んだココがやって来た頃には朝食も出来上がり、ココは早速食べ始める。いつも起きて居ないココの時間も考えて直哉が早めに迎えに来ているため、しっかり朝食を食べて行く時間は確保されていた。


「あれ?直哉は食べないの?」

「だからー、俺はちゃんと食べて来てんだよ」

「あぁ、そっか。あれ?毎朝聞いてるっけ?」

「そうですね」


そして「いってきまーす」と家を出る頃にはいつも通りの時間になっていて、 特に焦ることも無く直哉とココは家を出た。


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