ちょっと危険な童話① 赤ずきん







―――まさか、赤ずきんの初めてが、オオカミだとはだれも思わなかったことだろう。








オオカミに抱かれながら、赤ずきんが考えることはお母さんとおばあちゃんのことだった。




―――ごめんなさい、お母さん、おばあちゃん。


あたしは…汚れてしまいました。



もう、お母さんの所へと戻る資格なんて、ありません。



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