私の執事は同級生!?(仮)
「…ゃっ…!」


そのまま私は脇の草むらに放り込まれた。

続けておじさんが来る。

思わずしりもちをついた私にかぶさるようにおじさんが。

そのまま制服のリボンを解き、ボタンに手をかけた。


(やだ…。怖い…!)


泣きそうになった。

抵抗する私の両手を無理やり片手で掴み、器用にもう片方の手でボタンを外していく。


「上玉だなぁ。

こんな初々しい女子、あまり見かけんぞ。」


下着が見えるようになった。

もう、終わりだ…。

そう思うと涙があふれてきた。

しかし。


「何やってんの、おっさん。」


聞こえたのは翔の声。

…ではなく。


「新…木君…?」


そう、新木君。


「あーあ。

昼間から酒?

こんな大人にはなりたくないね。」

「う、うるさい!

お前に何がわかるんだ!」


やれやれといった様子で新木君は冷静にスクールバックから携帯を取り出し、おじさんのほうに向けた。


「どうする?

このまま写メとって警察に訴えてもいいんだけど。」


新木君はそう言うと、おじさんはすぐさま私を開放し、弱弱しい声を出しながら逃走した。

私の頬を滴が伝った。

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