私の執事は同級生!?(仮)
なんて言ってたのはつい先日。

明日はもう臨海学校だ。


「忘れ物してたらどうしよう…」

「きちんと見ましたか?」

「見た、けど…」


なんだか不安。

でも、そろえるものは全部ちゃんとつめた。

準備は万端!

今夜は龍神と最終チェック。

龍神はもう支度を終えていて、私の荷物を見てくれた。


「…ふむ、ちゃんと全てそろってますよ」

「よかったぁ…」


龍神がそういうなら完璧だ。

あとはぐっすり眠るだけ。

ベッドに行って布団にもぐる。

なんだかドキドキしてきた。


「………龍神」

「何でしょう」

「…寝るまでいてくれない?」

「…しょうがないですね」


電気を消し、龍神がベッドのわきにしゃがんだ。

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