私の執事は同級生!?(仮)
「お嬢様、失礼ながら私もお嬢様と同じ高校に入るよう、お父上から直々に命を受けました。」
「…は?」


入学式前日=昨日。

風呂上り、龍神にドライヤーで髪を乾かしてもらっているときだった。


「…お嬢様。」

「……何。」

「失礼ながら私もお嬢様と」

「それさっき聞いた!もう一度言えなんて言ってない!!」

「は?と聞き返されたので…。
失礼しました。」


ドライヤーが終わり、今度はブラッシングにかかる。

私の髪はストレートなのですぐに元通りになった。

それからため息を一つ


「龍神、私の前に来て。」

「かしこまりました。」


私を椅子を回して龍神と向かい合うようにする。

私の前に跪く同い年の男子。

なんともシュールな絵だ。


「で、パパにはなんて言われたの?」

「お嬢様のボディーガードを兼ねて、しっかりと学生の義務を果たせ。
とのことでした。」

「…そう。」


パパの考えそうなことだった。


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