私の執事は同級生!?(仮)
「確かに、駿の言う通りかもな。

最近太ってきてねぇか?」

「なっ!!?」


今度は翔。

なんてことを言うんだ!

「ひっど!

最近気にしてたのに!!」

「信じらんない!仮にもレディに向って!!

女の子には言っていいことと悪いことがあるんだよ!!」


萌奈ちゃんまで加勢してくれた。

いや、でもなんかグサッてきた。

か、仮にもデスカ…?

私がうなだれていると、心配そうに
「大丈夫?」と言ってくれた。

自覚無しって事が判明。

この子が天然だということを改めて実感した。

天然ほど怖いものはない。

そのまま翔達を睨みつける。


「駿君、サイテー」

「お、俺だけ!?翔は!?」

「くくっ」


翔が笑ってる。

こいつが一番最低なんじゃ…。

萌奈ちゃんはそんなことも気にせず、
「あんなの気にしなくていいんだよ。
無視無視」
と笑顔で言ってくれた。


あぁ、天然って怖い。

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