私の執事は同級生!?(仮)
かくして現在車の中。

山中さんの安全運転で登校中。

龍神はが制服が似合う。

ていうか、きっと何を着ても似合うだろう。

…イケメンだし。

とにかく私たちは普通に隣同士で座っていた。


「お嬢様。
先に申しておきますが学校では普段の私と違います。」

「それはしょうがないよ」

「だいだいは素の私ですが、お父上の設定によりますと」

「設定!?」

「はい。昨日渡されました」

「なんで設定が必要なの!」

「それは私も…」


龍神が困ったような顔をする。


「とにかく設定によりますと、
私はお嬢様の幼馴染で、ツンデレで、幼少期に両親を亡くし、親戚にたらいまわしにされ、あげくの果てに…」

「重っ!なにそれ超重い!」

「そしてなんだかんだあった末に、二人は結婚し、新しい家庭を」

「築くかっ!!!!」


精一杯のツッコミだった。


「なんで結婚してんの!あんた私の執事でしょ!?
しかも何、なんだかんだって!」

「なんだかんだはなんだかんだです、お嬢様」


…はぁ。



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