愛しいキミに
ガチャ…

静かにドアをあけ、

「何?」

両腕を組んでドアに寄りかかりながら
やすを睨みつけた


「お嬢さん、姐さんの命日なんですが…」


「命日がなにっ?」

「組長とご一報にいっていただけませか?」


ありえないっっっ

「あんな親父となんかいかないよっ!毎年聞かないでっ!!」


私は外まで聞こえるぐらいに怒鳴った


「聞かないわけにはいかないっす…。組長からの伝言ですので…」


なんでもかんでも組長のいいなりかよっ
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