逆らわない
…溜息をつく。

いつも彼はそうだ。

畠山君にSの片鱗を感じて、是非ともドMの私のご主人様に!

そう思って付き合い始めたのだけれど、彼はどうにも私とは感覚が違う。

普通こういう場合、ミニスカートで下着付けさせないのがお仕置きってもんでしょうが!

なのにソックスはかさないお仕置きって何?

別に生足だからって大した事ないわよ!

そりゃまぁ足フェチの連中がジロジロ見ない事もないけど、真性ドMの私に、その程度の刺激じゃ全然物足りない。

「お?何だい、不満そうだね?」

勘違いした畠山君がニヤリと笑う。

「またこの間のお仕置きで、びしょ濡れにされたいかい?」

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