罪を憎んで…明日の章…
「そんな有名店?ん~あんまり外食しないからなぁ~」

「え?自炊ですか?」

「ん?いやいや…コンビニ弁当とか…」

「あぁ~そっちですか…」

「そっちです。でも、何で秘密に?」

「今度一緒に食べに行きます。その時、案内しますね」

「え?一緒に?」

「もう、二ヶ月行ってないんで…」

「あぁ~1人じゃ恥ずかしいんだね?」

「…はい」

「うん。良いよ。一緒に行こう」

実はニコニコとほほ笑んで答えた。

『…もっと、もっと自然に近づいて行かないと…宮田に…この宮田に…』

明日香は、はっきりと見えなかった痣と姉の命日に出会った偶然から『本当に宮田なのか?』と言う疑問から目を反らすように自分に言い聞かせていた。

2人は店を出て、目の前にあるゲーセンに入った。

「ゲーセンとか結構行くんですか?」

「いや~、あんまりと言うか…」
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