罪を憎んで…明日の章…
「だって、なんか落ち着いてる感じだったのに急に…フ…」

「落ち着いてなんかないよ~。まぁいいか~笑ってくれたなら~ちょっと複雑だけどね」

『…ちゃんと、ちゃんと確認しなきゃ…』

「…あの」

「ん?何?」

「その…絆創膏って何か怪我してるんですか?」

「え?…これ?」

実は、絆創膏を指差しながら尋ねた。

「はい…、えっとなんかあんまり怪我しそうにないところだな~って…」

「ん…これは、昔ちょっとね…」

「昔?」

「昔…悪い奴らに根性焼ってのをやられてね…」

「えっ!」

「いや、今は別に何ともないんだけど…ちょっと跡が残ってるから普段はこうやってるんだ…」

「そうなんですか…悪い人たちっているんですね…」 
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