罪を憎んで…明日の章…
「はい。そうです…」

「そう、貴女が…、そうね。 確かにお姉さんの面影があるわね。」

「あ、あの、姉を御存じなんですか?」

「私は、お姉さんの担任だったのよ」

「じゃぁ先生は8年前にはもうここに?」

「私は12年前からここの教員なの、お姉さんは1年のときから受け持ってたわ。立ち話もなんだし、さぁこちらにいらっしゃい。」

先生に案内され、明日香はソファーに座る。

「あの…私…その…」

「お姉さんに何があったかは…」

「…」

明日香の目に涙が滲む。

「そう、知ってるのね…。 あなたは今高校生?」

「はい…2年です」

「そう…じゃぁお姉さんと同年になってたのね」

「はい…」 
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