罪を憎んで…明日の章…
「彼の事は当時ここに居た先生なら大体は知ってるわね。」

「正直、彼が容疑を認めても信じられなかった…」

「…どうゆうことですか?」

「…事件がどう発覚したかは…聞いてるかしら?」

「…いいえ…」

「事件が発覚したのは、貴女のお姉さんを警備員が見つけたから…通り雨が降って、彼が襲っている最中で取り押さえられた…」

「じゃぁ姉は…まだ…そのしょっ…処…」

「…いいえ、病院で…もう終わった後だった事がわかってる…」

「…そう…ですか…」

「DNA鑑定もして、宮田君と一致していたの…」

明日香の目から涙が粒となって机に落ちる。

「…もう、辞めま…」

「いいえ…すみません…大丈夫です…続けてください…」

「…でも。貴女…」

「お願いします…」 
< 41 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop