罪を憎んで…明日の章…
「分かったわ…それから、宮田君も罪を認めて…本当に信じられなかった…」

「あの…。その信じられなかったって…どういう事なんですか?…」

「宮田君は…本当に優しい子だったの…」

「優しい…?」

「優等生って彼見たいな子の事を言うと思ってたわ。ただ、成績が良いだけじゃなく、イジメやケンカがあればそれを身をていして止めて…ボランティアにも積極的で…」

「…そ、それって…ポーズだったんじゃ…」

明日香は顔を下に向けたまま話した。

「…そうね…そうかもしれない。そう言う人も居たわね」

「…」

「…お姉さんは…部活をしていた事は知ってる?」

「…え?あ、いえ…姉の部活…考えた事も無かったですが…」

「柔道部のマネージャーだったのよ…」

「…柔道…ですか?」

「意外かしら?」

「…あまり姉が興味ありそうな気がしなくて…」
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