罪を憎んで…明日の章…

「そうね…元々帰宅部だったお姉さんが2年からマネージャーになったのよ。なぜ急に柔道部かは分からないけど…」

「えっと…それが一体…」

「宮田君は中学で全国ベスト8なの…柔道の…」

「え…あの…それって…」

「少しの間にはなるけど、同じ部活だったことになるわね…」

「そんな…じゃぁ…それじゃぁ…」

明日香はボロボロと泣いた。

姉は、見知った後輩に無理やり犯されたということだった。

以前にＴＶで犯行は知人や友人によるものが多いと言うのを見たことがあった…。

姉と宮田は学校で接点があった…。

「あの…宮田の写真は無いんでしょうか？」

「宮田君の…それを見てどうするの？」

「…ただ…知っておきたいんです…」

「…ダメよ…見せられないわ…」

「何故ですか！見せられないってことは…あるんですね？」

「…貴女は探そうとしてるんじゃないの？」