罪を憎んで…明日の章…
「私…、助けられてばかりじゃない…さっきだってっ…」と、ボロボロと涙が零れる。

「なんでよ…。なんで…そんな…もっと悪い人なら…良かったのに…なん…で…、彼は…宮田…なのに…」

「お姉ちゃんの学校なんて……、行かなければ良かった…
あの写真を見なければ…
彼が宮田じゃないって、…まだ…思えた…のに…」

明日香は手で顔を覆って、前に屈みこんだ。

別人だと思いたい…でも…、あれは…

その時、『手術中』のランプが消えた。

…ガチャッ…

「えっ…あ…」と、慌てて明日香は立ち上がる。
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