罪を憎んで…明日の章…
「実さんっ!」と明日香は声をかけた。

「あ、明日香…ちゃん…? ここは…?」

「びょっ…病院です」

「病…院…?」実は、よくわからないようにそう返すと、すぐに…

「あぁ…そうか…」と、何があったか思い出した。

「あの、大丈夫ですか?」

「大丈夫かな? 少しボーっとするけど…」

実は、少し眠そうに静かに答えた。

「看護婦さん呼びますね」と、明日香はナースコールのボタンを押した。
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