罪を憎んで…明日の章…
霜月…稼月

第7話

「はい。 ご注文を繰り返させて頂きます。 ペペロンチーノがお一つ、ナポリタンがお一つ、ドリンクバーがお二つ以上でよろしかったでしょうか?」

――、

脳にも異常なく、あれから1週間で実さんは退院した。


それでも、傷はまだ塞がってないので、退院後2週間は3日に1度。

今は、週に1度通院している。

そして、私は――、

友達と本通りをうろうろしてる時に――、

「あっ…これ…」と、明日香は何かに歩み寄る。

その先には、男性物のコートがあった。

『これ…実さんに似合いそう…ファッションとか気を使わないしなぁ…クリスマスも来月だし…』と、値札を手に取り…

「う゛っ…」と鈍い声を上げた。
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