罪を憎んで…明日の章…
「あぁ~、何でって改めて言われると困るけど、さっき困ってそうに見えたから?」

「それだけですか?」

「え?だけだよ?」

『…ん~さっきの痣、見間違い?似たような痣そんな無いよね…。 もう一回確認出来ないかな…』

明日香は、ジーッと実の顔を見続けていた。

「えっと、本当に下心とか無いからね?」

「え?いえ、そ、そんな疑ってませんよ…」

「あ、本当?いや、なんかジーッって見られてたから…ね」

「あ、ごめんなさい。」

「…」

『どうしよう…何か…もっと宮田に繋がることを聞かないと…』

「今ってやっぱり夏休みなんだよね?」

「あ、はい。」

「あの、実さんは高校ってどこだったんですか?」

「あ~、俺高校は行ってないんだよ」

「え?あ、ごめんなさい…」

『行ってない…入ったけど、辞めた可能性も…あるよね…』
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