罪を憎んで…明日の章…
明日香は振り返ると、「え~と・・・カワイイよ。それ・・・似合ってる。来て良かった。」と少し顔を赤くして実が話す。

明日香は顔を真っ赤にして目をそらす。

「あ・・・えっと・・・ありがと・・・ござ・・・ます」と、段々声が小さくなりながら応える。

そして、明日香はテーブルから離れる。

『うぅ~・・・恥ずかしい・・・でも、会えた~っ! 来てくれたっ! うれしい・・・』と思っていると、

「ねぇ? 3番テーブルの人に何か言われたの?」と、バイト女性が話しかけてくる。

「あっ山口さん・・・違います。あの・・・えっと・・・彼氏で・・・」

「えっ? 彼氏っ!? 嘘っ・・・」と、山口は3番テーブルを覗き込もうとする。

「ちょっと、山口さんっ! 他のお客さんから変に見えますから~・・・」明日香は山口の服をひっぱり覗き込むのを止める。

「えぇ~・・・あっじゃぁ水なくなったら私が行こうかな~♪」

「なんでそんなに楽しそうなんですか・・・」

「なんか面白い話聞こうかなぁ~って」

「別に何もないですから変なこと・・・聞かないでくださいよ・・・」明日香は少し表情が曇った。

「えっ~まぁ良いじゃない。」と山口はそれには気付かず別のテーブルの片付けに向かう。

『何もない・・・』明日香は思い返す。
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