罪を憎んで…明日の章…
「いやいや、気にしなくていいよ」

『流石に何で行ってないのかなんて聞けないよね…』

「明日香ちゃんはどこに行ってるの?」

「え?私ですか?」

『…もし、宮田じゃなかったら良い人そうだし…下手な嘘は言わない方がいいかな…』

「西農ってわかりますか?」

「え?本当に?」

「本当ですよ~知ってるんですか?」

「まぁ有名な高校だし、俺、今は、西条に住んでるからね」

「そうなんですか!?」

「うん、世間って狭いね~」

「今は、って前は別のところですか?」

「ん~前は、ちょっと色々あってね」

「色々ですか?」

「うん」

『…急に誤魔化した?今住んでるところは言えても、前の所は言えない?なんで?』

「――、そうそう変わった名前の部活あるんですよ」

「変わった名前?」
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