my teacher!



もうこうなったら、走り逃げしかないっっ!!


そう思って走り出そうとしたあたしの首根っこを……


ガシッ!!


「嫌ぁ〜!!!!!」


地の果てまで届く位の叫び声を上げたにも関わらず、先生は平気な顔をしてあたしを笑う。


「叫んでも無駄ですよ。誰も通りませんから」


そう言って先生……いや悪魔はニッコリと微笑んだ。


(『うわ〜……効果音でも付きそうな笑顔……』)


ここまでの話を聞けば、確実に内田先生と浜本先生は、グルだ。


あたし、二人の先生に騙されたんだね……。


なんて思っている暇もなく、あたしは保健室へと連行された。





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