青い星と青虫と
永遠は甘いひと時
小夜と阿狼はそれぞれのやるべきことをするために、名残惜しくも離れた。
小夜は少し懐かしくも思える高校で、卒業を迎えた。
阿狼はルナドルートの王として、世界の再生に着手していった。
小夜がルナドルートの王宮に入った途端、たくさんのメイドの女性たちが小夜を周りから取り囲んだ。
「な、あなたたちなんなの?ちょっと・・・ねぇ。」
「ご心配はいりません。お支度をするだけでございますから。」
「お支度って何なの?何も私きいてないわ。」
「そんなはずはございません。これからご婚礼だというのに。」
「婚礼・・・って。えっ、私がぁーーーーー!」