everlasting love~幾星霜の果て
「……ちょっと、聞いてんの?」
「え?」
気づけば5時限目が終わった休み時間。
頭上から降ってきた不機嫌な声に顔を上げてみれば、そこには予想どおり蜂谷の姿があった。
「昨日の英語の課題、集めてんの。さっさと出してよ」
「あ……悪い」
机のなかを探り、昨日の課題だった英語のプリントを蜂谷に渡す。
「………」
プリントを受け取った蜂谷は顔をしかめながら小首を傾げた。