everlasting love~幾星霜の果て
そうやって転生を繰り返し、繰り返し……。
再会を果たせぬままあの世に旅立ったこともあったけれど、君と再会しても決して結ばれることはなかった。
僕たちの関係はいつだって願っていたものじゃなかった。
親子だったり、同性の親友だったり、果ては人間と動物だったり。
やっと君を見つけ出したと思ったら、それは息絶えた君の姿だったり。
僕が君を………、思い出したくもない残酷な再会もあった。
悲しい再会をするくらいなら、君を探すのはやめよう。
そう思っていても、僕らは高い確率で否応がなしに再会してしまう。
“カヤ”とその名を呼んでしまいたいのに。
僕の愛する君は、決して“タスク”と呼んではくれない。