everlasting love~幾星霜の果て
「……ぐっ……!」
みぞおちに強烈な痛みがはしり、同時に息さえ出来ない苦しさに襲われる。
こいつ、マジでやりやがったな。
容赦ない肘鉄にもがいていると、俺から解放された蜂谷はいつものように冷ややかに言った。
「……5秒経ったわよ。休戦はしない。あたしはあんたが大っ嫌いだから」
「……はち……」
苦しすぎて言葉すら出てこない。
あまりにも情けない姿だ。
「じゃあね、小林くん」
蜂谷は満足そうに微笑みながら、もがき苦しむ俺にひらひらと手を振り、学校を後にした。