everlasting love~幾星霜の果て


役人の声と父さんの声が重なった。

君の足元に敷き詰められた、薪や藁に火がつけられる。




「……わたしは魔女じゃない!」




君は、最後にそう絶叫した。

でも、その叫びは誰の心にも届いていない。


僕は涙を呑みながら、父さんに合わせて縄を引っ張り上げる。




「ごめん、ごめん……っ」



――“カヤ”……



小さな、とても小さな声で君に詫びながら。



力いっぱい。


全体重をかけて。


思い切り、思い切り……。



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