everlasting love~幾星霜の果て


ドアの隙間に封筒を入れると、蜂谷は勢いよく受け取った。




「大丈夫か? 頭が痛いって聞いたけど」


「……あんたが来るまでは大丈夫だった」




憎まれ口は健在だ。

意外と元気……なわけないか。




「……あらっ?」




蜂谷と向かい合っていると、背中のほうで声がした。


振り返ると、そこにいたのはどことなく蜂谷に似ている女性……。

蜂谷のお母さんだ。




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