everlasting love~幾星霜の果て


父さんたちが楽しんでいるあいだ、俺は受験勉強をしたり、誘いに来た女の子たちと遊びに行ったり。

普段と変わりない日々を送る。




「うち、親がいないんだよね」




うちと同じ事情を抱えた数人の女の子から、何度か、家に来ない? と誘われた。

後腐れのない、手馴れていそうな女の子を選んで家に行けば、予想通りのパターンが待っていた。



彼女たちを抱くたびに考える。


欲求を満たすためなのか。

相手に恥をかかせないようにしているのか。



それとも――……



いつもそこで、考えるのをやめた。

次に出てくることが分かっていたから。



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