everlasting love~幾星霜の果て


「まだ、あたしは“カヤ”であって、瑠衣は“タスク”なんだよ」




――すべてから解放されて、“蜂谷 麻友”と“小林 瑠衣”に戻ったらキスしよう。




麻友は、照れくさそうにそう言った。




「……俺の理性がそこまで持つのかな」




ふざけて言ってみると、




「バカじゃないの?」




麻友は頬を赤らめながら、俺の頭を思い切り叩いた。




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