everlasting love~幾星霜の果て
「俺が死んだら、麻友は迎えに来てくれるかな」
非現実的なことを言ってみれば、律はようやく笑顔を見せた。
「もちろんよ。だけどね、瑠衣。“頑張っただろ? 俺”って言えるくらいに懸命に生きてくれないと、カヤ様は迎えになんて来ないわよ?」
律の言葉に、俺もまたようやく笑うことができた。
それから律と、軽く世間話をして。
朔の日には、一緒にあの地に向かうことを約束した。
話のなかで律に、「朔の日、おまえはどうするのか?」と尋ねると、
「わたしはカヤ様にずっと付いていくわ。わたしの主君はカヤ様だもの」
と、磯辺が予想したこととまったく同じことを口にした。