everlasting love~幾星霜の果て
「おまえもさ、蜂谷とのこと、はっきりさせろよ」
彼女とのノロケ話が終わると、慶太は間髪入れずに俺と麻友の話題を持ち出す。
慶太から見た、俺と麻友の関係。
それは、彼女が転校していって、俺が一部の取り巻きの女子たちとフシダラな関係を持っている。そこで止まっていた。
夏休みに俺が麻友に会いに行ったことも。
互いの気持ちが通じ合えたことも。
一部の取り巻きの女子たちとのいい加減な関係をきっぱり止めたことも。
まったく、話していなかった。
「そのことなんだけどさ、」
弁当を食べる箸を休め、小さく深呼吸をしてから切り出した。