everlasting love~幾星霜の果て
「……生理的に受けつけないのよ。理由なんかない。ただ、大嫌い。それだけなのよ」
「なんだよそれ」
「しょうがないでしょう? 嫌いなものは嫌いなんだから」
嫌い、嫌い、大嫌い。
蜂谷はバカのひとつ覚えのように繰り返す。
「俺は本気で蜂谷のこと好きなんだけど」
太古の時代から生まれ変わるたびに何度も君に伝えてきた思い。
今さら口にすることに躊躇なんてしない。
「そういうところも嫌い。簡単に“好き”って言えるような軽いところ」