everlasting love~幾星霜の果て


「あ……っ」




さっき以上に驚いた様子の彼女は、俺のブレスレットと自分のブレスレットを交互に見つめ、




「色違い……?」




小さな声で呟いた。



俺のブレスレットが青の石を基調にしたもので。

彼女のブレスレットは、赤を基調にした女の子らしいものだった。

そして、デザインがまったく同じで……。




「ねぇ、それ……どこで買ったの?」




最初は少し警戒していた様子だったのに。

彼女は堰を切ったかのように、俺のブレスレットのことを訊いてきた。



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