everlasting love~幾星霜の果て
だけど――……
あたしはもう、同じことは決して繰り返さないって決めたの。
寂しくても、苦しくても。
瑠衣に、会いたくても。
あたしはこの世界で、ヒメミコ様に仕えるのだと。
でもね、あたしの決心は周囲の者から見れば、ただの強がりにしか過ぎなかったのよ。
あたし自身も気付いていなかったのだと思う。
「――カヤよ」
祭壇の前に座っていたヒメミコ様がこちらに向き直った。
「おまえはいつまでここにいるつもりなのだ?」