これほど悲しい輪廻転生は他にないです。
ただ愛したいだけなのに、いつの時代も結ばれないように運命づけられているタスクとカヤ。
輪廻転生を「罰」というカタチで与えられ、その時その時を苦悩しながらも必死に生きる彼らに涙しました。
平和な現代に生まれ、ようやく罰から解放されハッピーエンドかと思いきや、最終的にタスクとカヤの魂が消えてしまったため、古代に生きた二人が真に結ばれることはないわけで…。
記憶(魂)を失った現代の二人が再会しますが、あれほど互いを想っていた過去の二人はもういないのだと思うと、とても胸が切なくなります。
主に男性視点ですが、すんなり感情移入できて読みやすいです。
切ない一途な恋物語を読みたい方は是非。