君への思い

片思い

私は高校に入って初めて恋に落ちた。
その人の名前は仲山雅人。

仲山はスポーツ推薦でこの高校にきた。
そのスポーツとはサッカー。
サッカー部の男子は寮に住むことができる。仲山は寮に住む一人だった。

仲山は女子には全く興味が無さそうで
男子とばかり話していた。

そしてたまに見せる笑顔に私は思わずガッツポーズをしながらニヤニヤしていた。

それを見飽きた友達は
「アタックしてきいや」
と毎日のようにいってくる。
でも自分から告白したことがない私にとっては何を言われようがされようが無理なものは無理。

私は仲山を眺めるだけでしあわせだった。
そして、体育祭本番!
私は自分の競技が終わると即テントに戻り男子軍の応援に熱中だった。
もちろん目当ては仲山くん。

サッカー部としての応援があったり
たまにテントに休みにくる姿だったり
全てに私はキュンキュンしていた。

そして最後のブロック対抗リレー。

私は叫んで応援した。

結果は2位。

でもかっこいい姿をみて私はますます惹かれていった。
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