白い翼と…甘い香り
あの日
ドアを開けた瞬間に
流れ込んできた香り
うつむいていた私に
「前を向け!」と
あの時はそんな事を
言ってる気がしたんだ。
始めて玄関先で
抱きしめられた時
あまりにも優しい腕に
この香りを一生忘れないって
そんな事も思ったよ。
思った事を
すぐ行動にうつすから
そうだね
ベランダを乗り越えて
抱きしめてくれたね。
本当は
流れなかった流れ星に
願い事をしたの
和也とずっと
一緒にいたいって。
あの時、和也もきっと
同じ事を願っていたよね
教えてはくれなかったけど
今なら分かる。
いつも私を思って
身体だけじゃなく
心も一緒に
抱いてくれたね…
ふわふわハートの
カプチーノも
あの時は行けなかった
縁結びの神社も
帰ったら2人で
行きたい。
大事なお守りを
返しに行こう…
もう
誰の目も気にせず
どこに居ても
和也を見せびらかせて
手を繋いで歩きたい。
和也のくれた言葉を
1個づつ思い出してたら
大丈夫だよ
負けないからね…