白い翼と…甘い香り
ただ
嬉しかったんだ。
和也に逢える…
少しだけ強くなって
欲しいモノを自分で選んで
大事な事を間違わないで
帰って来た。
だから、逢える。
そんな事が嬉しくて
たまらなかった。
自分でも
分かるんだ。
もう、1人で
空を見上げたって平気。
欠けてしまった月を見ても
寂しくなんてならない。
だって私
ずっと
笑えてるんだもん。
飛行機に乗った時から
ずっと
和也を想って
笑ってる。
待ってくれてたタクシーに乗り
住み慣れたマンションへ帰る。
景色が、段々と
見慣れた風景に変わっていくと
少しだけドキドキが増えてくる
和也は、部屋に居るかな?
仕事に、出掛けてるかも
知れないけど…
それでも、もうすぐ
逢えるね。