白い翼と…甘い香り

大きな荷物を抱え上げ
マンションのエントランスへ走り込む。

エレベーターの前まで走り
私がボタンを押さなくても

ちゃんと1台
降りてきてる。


和也の乗った
エレベーターが

私を迎えに

降りてくる。





和也に逢ったら
1番に何を言おう…

何を、伝えよう…?


ずっと考えていたのに
そんな言葉がぜんぶ
吹き飛んでるんだ。

落ち着いてるなんて
思ったけど

ねぇ
やっぱりドキドキするよ…



和也の望んだ姿で
帰ってこられたかな?

早く、ただ
抱きしめたい…






4皆、3階…


あと、少し…



苦しいくらい

早く、抱きしめたい。


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