白い翼と…甘い香り

誰かが居てくれる事が

心を支えてくれたのに…


もっと
「君のことを知りたいよ」と
そんな言葉が欲しかった。

私のことを
分かって欲しかった。

それだけなのにね…


愛されない妻って

こんなもの……?



せめて、外で働く事を
許してくれる人なら良かった。

そうすれば
気が紛れるかも、知れない。


愛されないことを
忘れていられるのかも
知れない。


自分が「女」であることを

思い出さないで
居られたかも知れない。




檻に、閉じ込められて

暮らしてるみたい。


身体は自由でも

心がね…



心が、何かに

繋がれてるみたい。



どっか、飛んで

行きたい……



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