白い翼と…甘い香り
「こっち、来て」
和也はそう言いながら
立ち上がって腕を引く。
強い腕で
私を引っ張りながら
それでも抱き締めて
キスをして
慌てなくてもいいのに
気持ちが急いて
歩きながらも
キスをする。
もつれあって
絡まり合うみたいに
寝室のドアを開けながら
壁に押しつけるようキスをして
Tシャツの裾から
手を差し込んだ。
後は、もう
言葉は必要なくて…
だから、私は
出会ってまだ3時間の
和也と一緒に
ベットに居る。