白い翼と…甘い香り

「こっち、来て」

和也はそう言いながら
立ち上がって腕を引く。


強い腕で
私を引っ張りながら

それでも抱き締めて
キスをして

慌てなくてもいいのに
気持ちが急いて

歩きながらも
キスをする。

もつれあって
絡まり合うみたいに

寝室のドアを開けながら
壁に押しつけるようキスをして

Tシャツの裾から
手を差し込んだ。

後は、もう
言葉は必要なくて…



だから、私は
出会ってまだ3時間の

和也と一緒に

ベットに居る。


< 41 / 312 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop