白い翼と…甘い香り

■ベットの中■


自分でもどうしてなのか
分からないけど

こんな事をしても
いいのかって

止めてる気持ちは
どこにも無かった。

和也が、私を
ベットに押し倒したとき

囁くように耳許で言った

「ヤな事
思い出させねぇから…」

そんな一言で
身体が溶けていくみたい…




だけど
どうすればいいか
分からなかった。

そんなに
自分から動いた事もなくて
いつも相手に任せ切りで

こんな歳で
恥ずかしいくらいに
経験がなかった。

もちろん、耳で聞いたり
雑誌から仕入れた知識はある。

でも、実践が伴ってない
だから分からない。

今まで、こういう事を
あまり好きだと
思わずにいたから
得意な分野でもない。



でも、変だね…


気持ちが通じたと感じたら
どうしてこんなに

「欲しい」と
思えるんだろう?

今まで誰かと寝てもそんなこと
思わなかったのにね…


今は、身体が
待ってるって分かる。

期待して
ドキドキして

和也の指先が
身体のどこかをなぞるたびに
ソコから熱が広がっていく。


和也に、任せ切りで
いいかな?


でも、早く…


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