白い翼と…甘い香り

最初に会ってから
何時間か一緒にいて

私の事を知りたいと
言ってくれて

私も和也を
好きだと思った。


だから
ためらいもなく寝て

たくさんの愛を
もらったと感じた。


そう思った事は間違いなくて
こうなる事は決まっていて

出会うべきだから出会ったと
その気持ちに
何の疑いも持ってない。


すぐ隣りで寝転がって
優しい目で私を見てる和也も

何か間違った事をしたなんて
思ってないと
それは分かっている。


真っ直ぐに見る目は
曇りがなくて

ウソとか偽りとか
ほんの少しも思ってなかった。




恋に落ちる…
そんな言葉を言っていた。

出会った瞬間に
恋に落ちた?

最初はそう思ったけど
本当は違うよね?



恋をする事の方が
最初から決まっていて

だからきっと
必然的に引き寄せられた。


出会って
恋をしたのではなく

恋をするのは
決まっていたから

だから
出会わなきゃいけないかった

今はそう思う。



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